皆さんこんにちは!
北海道札幌市、外反母趾・歩行指導・足の専門家、アルケール整体院です。
今回は、よくある姿勢の誤解についてお伝えします。
よくある姿勢の誤解
ひざをピンと伸ばす、胸を張る、顎を引く ということは、
姿勢のために良いと思っている方がよくいらっしゃいますが、実はそれは間違いです。
ここからは、この3つがなぜ悪いのか、また、どうすれば良いのかという事をお伝え
していきます。今回の記事をご覧になることで、いい姿勢に対する誤解を解くことができ、
本当のいい姿勢を手に入れることができます。
・この3つがなぜ悪いのか
・ひざをピンと伸ばす
ひざをピンと伸ばすとどうなってしまうかというと、足にロックがかかってしまい、
すぐに動き出せなくなってしまうのが一つです。
もう一つは、ひざをピンと伸ばしすぎるとだんだん足の靭帯が伸びてくるようで、
ひざが逆反りしてしまうのです。
これには病名があって、過伸展、反張膝といいます。
こうなってしまうと、足が逆反りした分のバランスを取るために
お腹が出てしまうのです。こうなってしまうと、いい姿勢とは言えなくて
本末転倒となってしまいます。
まとめると、ひざをピンと伸ばすと、いい姿勢が取れなくなるので
伸ばさないほうがいいという事です。
・胸を張る、反らす
ほとんどの人が胸を張りなさいと言われたときやっているのは、
お腹を突き出しているだけなんです。確かに胸を反らすこともできていますが、
それよりお腹のほうが前に出ているのです。これではいい姿勢とは言えませんよね。
これをよくやっていると、どんどん反り腰になっていってしまい、
いい姿勢になる事はできません。
まとめると、胸を張ると逆にお腹を突き出してしまい、
姿勢が崩れてしまうのでよくない という事です。
・顎を引く
顎を引くのは、姿勢を下から順に間違えていて顎を引かざるを得ないという場合が
大半です。なぜかというと、先ほどお伝えした胸を張るという行為でお腹を突き出して
しまうと、体が反ってしまい、そのバランスをとるためにあごを引かざるを得ない
という状況に陥ってしまっているのです。顎を引くと頭が前に傾いていってしまうので、
体の重心が前に行ってしまい、しかも、顎を引けば引くほど
首にしわが増えてしまうんです。
まとめると、顎をひくと逆に姿勢が崩れてしまい、さらに首にしわが増えてしまう
ということですね。
・どうすればいいのか
・ひざの場合
ひざの場合は、ひざをぴんぴんに伸ばすのをやめるだけで大丈夫です。
詳しいやり方は、↓こちらの動画↓の6:13あたりで解説されています!
・胸を張る、反らす
この場合は、見下ろすと靴ひもの結び目が見えるようにする ということが
大切です。詳しいやり方は、自分が一番いい姿勢だと思う姿勢の状態から
下を向いてみて、自分のお腹ではなく、靴ひもの結び目あたりが見えていればOKです。
結び目のあたりが見えなければ反りすぎなのです。
・顎を引く
この場合は、先ほどまでお伝えしていた内容のすべてを実践していれば
真っ直ぐ遠くを見るだけでOKです。ここまでの工程をすべてクリアしていれば、
本当のいい姿勢を手に入れたと言えるでしょう。
今回の記事はいかがでしたでしょうか。
もし今まで勘違いしていた、と思われた方は、
この機会に良い姿勢に切り替えていただければと思います。
YouTubeでも詳しく解説されていますので、
ぜひ一度ご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!