外反母趾の痛みや変形でお悩みの方、膝や股関節に痛みのある方、夕方足がむくんで辛い方、長時間あるくのは辛い方、タコや魚の目ができる方、、「もしかしたら偏平足かな?」と、思ったことありませんか?
実は、これらの症状は、扁平足ととても大きな関係があるのです。
扁平足は、様々な障害をひきおこしますが、この記事では、足のトラブルと偏平足の関係をわかりやすくご説明します。
記事を読み終えると、偏平足の仕組みが分かってスッキリし、今後の対策も分かって、気持ちも楽になるかもしれませんよ。
扁平足になると、足に大きなデメリットが3つあります。
・力が弱くなる
・足首がグラついて、ふらつきやすい
・地面に足がつくときの衝撃を吸収できない
こうなってしまうと、
足が疲れやすく、むくみやすく、痛みがでたり、歪みで見た目が悪くなったりなど、様々な障害がでてきやすくなります。
将来的には杖になる可能性が高く、関節の痛みで日々が辛いものになる可能性が高まります。
では、どうしてそういった障害がでてしまうのでしょうか?
足は、実は手よりも精密にできているのです。
その証拠に、手は左右合計54個の骨でできていますが、足は56個あり、手よりも繊細な動きをするのです。
足の役割は、重たい体を支えることと思いがちですが、実はそれだけではありません。
たくさんの細かい骨が、クッションの役割をはたしています。
立ったり歩いたり、走ったりするときに、このクッションがないと、衝撃がダイレクトに上半身にきてしまい、大事な内臓や、骨格が壊れやすくなります。
体の負担を最小限に抑えつつ、立ったり歩いたりスムーズな動きができるよう、綿密な構造になっているのです。
その大事な構造のひとつが、足のアーチです。
足のアーチは、片足に3つずつありますが、この三つのアーチが、たわんだり持ち上がったりして、足全体を強い足にしたり、柔らかい足にしたりしているのです。
このアーチ構造がくずれてしまうと、それらの足の機能が十分にはたされなくなり、様々な障害がでてきます。
ではこの扁平足を、どうすれば改善できるのでしょうか?
ここで、大きな注意点があります。
ピンと来る方はここで、「土踏まずをもちあげる「インソール」は、アーチを持ち上げるから、だから体にいいのか!」そう、思われるかもしれません。
でもここには大きな問題点が二つ。
ひとつは、アーチは、自分で持ち上げられるようにならないといけない、ということです。
インソールの力で持ち上げつづけても、一向に自分で持ち上げられるようになりません。
もう一つは、インソールが、アーチを逆から押してしまうということです。
アーチ構造は、上からの力には強いのですが、下からの力には弱いのです。
下から力が加わると、足は機能低下してしまうので、体本来のポテンシャルが発揮できなくなってしまいます。
では、どうやったら自分でアーチを持ち上げられるようになるのか?
それは、先ほどお伝えした三つのアーチを、沈ませたり持ち上げたりを繰り返して、筋トレのようにその動作を鍛えることです。
それは、どういった動きでしょうか?
おわかりですね。足に衝撃をかけたり、力を入れたりを繰り返す動作。
そう、歩くことです。
しっかりとアーチを持ち上げられるように歩くことができれば、アーチをつくる筋肉がついてきて、扁平足が改善していきます。
扁平足が改善すれば、いまよりもっと歩けるようになりますし、
外反母趾や膝、股間節の痛みから解放されていきます。
みためも、足のラインが綺麗になり、歩き方もベタベタとぎこちない動きから、足がしっかりあがった軽やかな歩き方にかわります。
全身の骨格が整いやすく、内臓や肩こりなどの上半身の不調も改善していき、体力もついてバリバリと自分のポテンシャルを発揮していきやすくなります。
扁平足は、それだけでは痛みを発しないことも多いです。
でも、足は建物でいうと基礎の部分です。
基礎がくずれてしまっていると、その上に立っている柱や建物も歪んできてしまいます。
築浅の時は耐えていた柱や壁も、年数がたったあるときピシッと亀裂がはいる。。。
そうならないためにも、「あれ、もしかしたら扁平足かも?」
そう思ったら、ぜひご相談くださいね。
これからもずっと、たくさん歩いていきましょう。