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足底筋膜炎①「根本的に治すには?」

足底筋膜炎という、足を着いたときに、足の裏、特にかかとの前あたりに痛みを感じる症状があります。

この痛みでお悩みの方も多いですね。

寝起きに足を床につくと激痛、
歩くたびにずきずきと痛みが走る、
休んでてもじんじん痛む、
ゆっくり歩いてみても痛い、
インソールを病院で作ってもらってもぱっとしない、
揉んでみても楽にならない、
もうどうやって治したらいいのかわからない・・・。

そんなふうに問診の時にお話しをしてくださいます。
歩く姿も痛々しく、思わず手を差し伸べてしまうことも。。。

足の裏は、全身を支える大切な場所ですから、
ここに異常が起きてしまうということは、
立つのも歩くのも、とても辛いですね。

だましだまし歩いていられるうちは、
何とか暮らしていけますが、

ひどくなってしまうと、ちょっとでも歩くと激痛なので、

トイレ以外はずっと布団で寝ているしかなかった・・
不安で不安でこのまま歩けないままだったらこれからどうしよう・・・
とお悩みだったという方も。

松葉杖で当院にいらっしゃった方も。
ものすごく不安だったと思います。。。

足底筋膜炎は、
足裏への過度な負担が続いて、筋膜に炎症が起こり、痛みがでます。

なので、足底筋膜炎の方は、
足裏に過度な負担がかってしまっているのです。

でも、「普通に歩いているだけなのに・・」そう思われますよね。

そうなんです、負担は歩き方だけではないのです。

実は、足のアーチの崩れが、負担の大きな原因です。

足裏の筋膜は、
足の土踏まず(アーチ)の両端を結ぶようについています。
ちょうど、弓の弦のようについています。

そのアーチがつぶれると、
弓の弦の両端がひっぱられるように、
筋膜が伸びてしまいます。

それにより、負担が増しています。

またさらに、アーチが潰れることにより、
弦の結び目の部分、つまり筋膜が骨に接着している所がさがってくるので、

足を着いたときに地面に当たるようになります。

そうして、普通に歩いているだけでも、
筋膜が炎症して痛みがでてしまうのです。

足底筋膜炎の方が根本的に治すためには、
足のアーチを復活させることが必要になってきます。

足のアーチを復活させるためには、
このHPでも何度も紹介させていただいておりますが、
足のアーチを引き上げるように歩くことと、
アーチがつぶれすぎないように立ったり歩いたりすることで、
骨格が元の場所で安定し、
アーチを作る筋肉も鍛えられ、改善します。

よくある対処法として、
土踏まずを持ち上げるようなインソールを入れる、
というのもありますが、注意が必要です。

土踏まずを下からインソールで持ち上げることで、
一時的にアーチができるので、
痛みが緩和することもあります。

しかし、
アーチを下から持ち上げると、
体全体の動作に制限がかかっていまいます。

また、
インソールを外したら、
またアーチがくずれて、
足裏の負担が増してしまします。

それでは、家の外も中もインソール。
楽になったと思ってインソールを外したらまた痛くなってきた。。
そんなことの繰り返しになってしまいます。

インソール以外にも、アーチを持ち上げるようなサポーターも同じです。

自分の筋肉や歩き方やでアーチをもちあげられるようになるまでは、
アーチの崩れから卒業できません。

アーチを取り戻し、
足の裏への過度な負担がなくなれば、
足底筋膜炎の症状は、どんどん楽になっていきます。

かばって歩いたりしなくて済むようになるため、
体の他の部位を痛める心配もなくなっていきますね。

どうして足底筋膜炎の痛みが治らないのかという不安や心配もなくなるので、
心も軽くなり、また歩けるようになるから、好きなこともどんどんまた楽しめるようになります。

痛みが出る仕組みが納得できたことで、
再発を予防するための知識も身に付き、
これからも安心して足を使うことが出来ます。

歩くたびに痛みが悪化する状態は、精神的にも辛いですから、改善されると気持ちがとても明るくなっていくみたいですよ。

痛みが長引いている時は特に、
「新しいことを試して、逆に悪化してしまったらどうしよう、これ以上痛くなったら歩けない・・・」など、
一歩前に踏み出す勇気が出せないときがあります。

その気持ちは正しくて、
治療法によっては、強い圧や刺激を加えたりして、
悪化してしまうこともあるようです。

不安ですよね。。

当院の施術は、痛い部位ほどやさしくゆるめていきますし、
根本的な「体に負担のない歩き方指導」を行っていますので、
すごく楽になっていただけるシステムです。

これ以上痛みに悩み続けるのはお辛いですので、ぜひ相談に来てくださいね。