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足はなぜむくむ?マッサージ不要の、根本からむくみを解決する方法。

足のむくみで悩む方、多いですよね。
20代以上の女性の1/3は、むくみでお悩みだそうです。

販売のお仕事などでずっと立ちっぱなしの方もそうですし、事務作業で一日中座りっぱなしの方も、お悩みのことが多いです。
朝はスラッとした足も、仕事帰りに靴を履き替えたら、きつくなっている、というのは、あるあるですよね。
夕方にはあしがだるくなって、立ったり歩いてるのが辛い。家に帰ったらまずは、ソファーに足を持ち上げて横になる、という方もいらっしゃるかもしれません。
自分で「マッサージ」をしてみたり、休憩中に「ストレッチ」をしてみたり。
仕事帰りにフットマッサージに通うなど、色々対処はするものの、一時的に楽にはなっても、なかなか根本的に解決しないのが、むくみです。

むくみは、足のだるさだけでなく、冷えや足の疲れにもつながっていますので、仕事や日常生活にも影響が出ている方も多いです。
そしてむくみがある方は、将来的に膝の痛みや、股関節の痛みを引き起こし、痛くて歩くのが辛くなる可能性が高い症状でもあるのです。

とあるデパート勤務のお客さまが、職場の人みんな、膝か股関節どちらかいたい。痛くない人がいたらめずらしい、とおっしゃられていましたが、それくらい、ある年代を迎えると、膝や股関節の症状を発生する方が、非常に多いのです。

実は、むくみと、膝や股関節の痛みの原因は、共通することが多いのです。
たかがむくみでも、原因を解決せず放っておくと、もっと大変な症状までひきおこす可能性がありますから、むくみのうちに、適切な対処をされることをおススメいたします。

では、足のむくみはどういった原因からくるのか、まずはそれをご説明いたします。

体には、血液やリンパなど、体液が流れていますよね。体の80%は水分ですから、足にもたくさんの体液が流れているわけです。
その流れが滞ると、体液がたまってしまい、ふくらんで、むくみとなります。

ではどうして滞ってしまうのか。
そもそも、足は下の方にあるので、下から上に上げるのは大変です。
下から上にあげるのに、血管であれば心臓の送り出し。リンパ管であれば、管自体が収縮して、送り出します。
でも、それでは足りないからむくんでしまうのですが、実は足には、もう一つ、体液を循環させる、大事な機能があるのです。
それは、ふくらはぎの筋肉を、グッグッと、ポンプのように力を入れたり抜いたりする動きをすることで、体液を押し出してくれるのです。
これを、筋肉のポンプ運動と言ったりします。
このポンプ運動がしっかりできていないと、体液が滞ってしまい、むくみになるのです。

そう、足にむくみがある方のほとんどは、このポンプ運動の不足があるのです。
・足首がかたい
・親指がそっている
・足裏にタコができる
こういった症状があてはまりませんか?
これらは、ポンプ運動がちゃんとできてない方の、特徴です。

では、どうしたらポンプ運動をちゃんとできるのか。
ここで間違えやすいのが、じゃあふくらはぎを使えばいいんだね、ということで、背伸びを繰り返すような動作を考える方がいらっしゃるかと思います。
それも、間違いではないのですが、じつは、もっと大事がことがあります。

それは、力を入れることよりも、抜くことです。

ポンプ運動ですから、力をしっかり抜けないと、どれだけ力を入れても押し出しが弱いのです。

問題なのが、ほとんどの方が、力を抜いていると思っていても、実は力が入ってしまっている、ということです。
立っているとき、座っているとき、歩いているとき。
力を抜いているつもりだと思いますが、実は入ってしまっているのです。

立ち方や歩き方を見たら、一発でわかるのですが、当院にいらっしゃる、むくみのお悩みのある方は、みなさん、力を抜けずに立ったり歩いているのです。
力を抜こうと思っても、長年の立ち方や歩き方の癖で、無意識に力が入ってしまう、姿勢になってしまっているのですよね。
そこから変えていく必要があります。

ちゃんと力がぬける、ちゃんとした立ち方や歩き方が身につけば、わたしのように一日中立ち仕事をしていても、むくまないし、ブーツやパンプスなどをはいても、むくみで悩むことはなくなります。

仕事終わりも足がかるいし、足を高いところにあげて横になる必要もなく、フットマッサージに通う必要もありません。

今のお仕事を、ちゃんと続けていけます。

ちゃんとした体の使い方は、こうだろう!という、思いつきではなく、ちゃんと足の構造力学に則った使い方をすることが大事です。

世の中には、色々な情報がありますが、あなたに合うもの、合わないものがありますよね。
自己流ではなく、ちゃんと学んで、むくみを解決していってくださいね。

ご相談、お待ちしております。