歩行指導について

根本的に体を治したいと思った場合、痛みなどを発している「患部」ばかりに目がいってしまいがちですが、なぜそうなってしまったか、「原因」に目を向けることも大切です。

股関節やひざなど、足の症状においては、「体に負担のかかる歩き方」をしてしまっているケースがほとんどです。

歩き方が原因と言われても、ピンときづらいかもしれませんね。

でも、体は道具と同じように、正しい使い方をしないとこわれてしまいます。

道具には道具の持っている力が最大限ひきだせるよう、理にかなった使い方があるのと同じように、体にも構造上、理にかなった適切な使い方があるのです。

多少の体の負担は、寝れば治ってしまうはずですが、毎日体を動かすたびに負担をかけてしまうことで、慢性的な症状となってしまうのです。

特に、足は、建物でいうと基礎の部分です。基礎のバランスが崩れると、上に建っている、柱や壁にも負担がかかり、あるとき、ピシっとひび割れがおきる。それが、股関節や腰にきたりするのです。

 

その他にも、以下のような症状をひきおこす原因となります。

上記のとおり、痛みやダルさだけでなく、足の太さやお尻のラインなど、見た目との関係も大きいです。

では、歩き方を直せばいいんだね!と思っても、どこが間違っているのか、どう直せばいいのか、しっかり正しく教えてくれるところは、残念ながらほとんどありません。

モデルさんのような綺麗な歩き方や、運動の一環としてやっているところがあるくらいです。

足の症状の改善には、専門的に症状の改善のための歩き方を指導してくれるところが必要です。

 

当院でみなさまに実践していただいているのは、

「ゆるかかと歩き(ネイティブウォーキング)」というもので、生体構造力学上、理にかなった、とっても楽に歩ける歩き方です。

開発したのは、わたしが所属するネイティブウォーキング協会の代表、中島武志先生で、アメリカ足病医学をベースにゆるかかと歩きを開発されました。

実際の治療現場で、活用されていて、沢山の改善事例があります。

 

わたしにもできるだろうか?と、不安になるかたもいらっしゃると思います。

確かに、いままでの歩き方を変えることは、難しく感じると思います。

でも、誰でもできるように、教え方もしっかり確立しておりますので、ご安心ください。

がんばってしっかり覚えようとされる方でしたら、いままで、80代の方や、手押し車によりかかってご来院くださった方でも、出来るようになりました。

症状が重い方ほど、歩き方がくずれていることが多いので、いままでと歩き方が違うことに戸惑いがあるかもしれません。

しかしあなたも、初回のお試し体験で、しっかり歩けた時の「足の軽さ」に驚かれることでしょう。ぜひ一度、ゆるかかと歩きを体験していただき、一緒に足の症状を改善していきましょう。